02号 2002年[夏]

02号 2002年[夏]
始めから終わりまで段取りよく計画された、
つつましい家。
それが始末のいい家といえます。
改修もしやすく、長持ちする家を考えます。

特集

家の一生、
始末のいい家


始めから終わりまで段取りよく計画された、つつましい家。それが始末のいい家といえます。
リサイクル住宅などといわなくても、もともとわが国では、使いまわしがきく素材を使い、暮らしの変化に合わせて融通がきく間取りがあたりまえでした。
改修もしやすく、長持ちする家を考えます。


特集

海外特派取材・農家へようこそ。
<フランス・ノルマンディの初夏>

フランス西部の農村地帯、ノルマンディの1軒の農家。
築100年の石造りの豚飼育小屋を一家で改修したレストンランでは、この農家でつくられる素材を活かしたオーガニック料理が供される。
地元に根ざした暮らし、家のありようを体験リポート。



特別企画

木を無駄なく使いきる
吉野林業の知恵


林業の聖地ともいわれる吉野では、良材で酒樽をつくり、間伐材は磨いて茶室などの高級建築材に用い、柱や梁をとったあとの端材は、箸をつくる。
木を無駄なく使いきる知恵を吉野林業に学ぶ。


連載

新連載「小さな王国」 松山巖
新連載」この人の美学を聴きたい」 赤木明登 暮らしが仕事、仕事が暮らし
暮らしの絵日記 2 大橋歩 わたしらも言わなくっちゃ!
エネルギー探偵の時事談義 2 槌屋治紀 建物を壊すとき
自然の力を借りた、手の仕事 2 小泉英司 山の土と大気が育てる、お茶
僕の生活散歩 2 三谷龍二(木工デザイナー)  校舎
いま、森のなかで 2 細川剛(写真家) 『雨の日